【鳥取県の注文住宅ランキング】人気の高い注文住宅業者の口コミや評判を徹底比較で紹介します!

ZEH住宅とは?環境と家庭にやさしいZEHのメリット・デメリット

公開日:2021/01/15

住宅建築を検討している人であれば、ZEH住宅のフレーズを一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。名前は知っていても、機能までは知らないという人もいるでしょう。そこでこの記事では、ZEH住宅とはどのような住宅なのか、住む人にとってのメリット、デメリットは何かを紹介するため、環境にやさしい家づくりに興味のある人は参考にしてください。

ZEH住宅とは

ZEH住宅とは、近年温室効果ガスの排出量削減が課題になっている中で、国が定めた基準を満たした住宅のことです。2030年までに新築住宅の平均的な基準をZEH住宅にする目標を掲げ、国が主体となって推進しているとされています。ZEHとは「ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス」の略称です。消費するエネルギーより住宅でつくるエネルギーが大きい住宅を指しています。

省エネ対策と創エネ(太陽光発電等の自然環境エネルギー)を使って、日常生活で使用するエネルギーをゼロまたは年間収支でプラスにできる住宅です。また、ZEH住宅は基準を満たした住宅であることを申請し、承認を受けると70~100万円(年度、条件により増減します)の補助金を受給できます。

ZEH住宅となるための基準は

ZEH住宅の認定を受ける基準の1つ目が計算上、一時エネルギー(空調、照明、給湯設備)の消費量が一般住宅の基準より20%削減されていることです。そのためには断熱性、気密性を上げ、LED照明や高効率な給湯器などの設置が必要となります。

2つ目が計算上消費エネルギーより創エネルギーが上回ることです。これはコスト的に太陽光発電が主となりますが、自然環境を利用した発電設備などを設置することが必要となっています。

最後につくられているエネルギーと、消費されているエネルギーを測定するHEMSといわれる機器を取りつけなければいけません。ZEH住宅の認定には寒冷地で日照時間が少ない、都市部で太陽光発電の設置が難しい場合などの条件緩和措置が設けられていることもあります。

ZET住宅はどこで建てられるか?

ZEH住宅はZEHビルダー/プランナーの認定を受けた工務店、ハウスメーカー、設計事務所でしか建てることができません。しかし、該当する業者は全国で6000社を超えているため、探すのに困ることは少ないでしょう。

ZEH住宅のメリット

快適な生活が送れる

ZEH住宅となるためには高気密、高断熱化が必須です。高断熱、高気密化により外気温に左右されにくい室内環境となり、一年中快適な室内温度で暮らせます。同時に各部屋間の温度差が少なくなり、ヒートショックなどを防げるようです。また壁内部や建物内の結露によるカビや雑菌繁殖しにくくなります。

毎月の光熱費が安くなる

ZEH住宅にすると、エアコンの使用頻度が下がります。さらに、LED照明は蛍光灯に比べ電気料金をおさえられ、給湯器も少ない消費エネルギーでお湯をわかせられるようです。そして消費電力のほとんどを太陽光発電で補えます。蓄電池(創った電気を貯めれる装置)を設置すれば、日照不足の時や夜などもつくったエネルギーを使えるようです。ZET住宅は環境だけでなく家計にもやさしい住宅といえます。

補助金がでる

ZEH住宅はZEHビルダー/プランナーの認定を受けた事業所に依頼すると、補助金の申請ができます。補助金を受給することにより、ZEH住宅の認定を受けていない住宅より安く建てられるのです。今後は長く快適に環境に配慮した住宅が標準になっていきます。補助金は申請の期限などもあるため、余裕を持った計画で認定を受けた工務店、設計事務所に相談することをおすすめします。

災害に強い

ZEH住宅なら災害時に一時的にインフラが止まってしまっても、自宅で電気などをつくれるので復旧までの間、快適に生活できるメリットがあります。

相続・売却に有利

ZEH住宅にはZEHマークという認定があり、この認定は相続の時の相続税の優遇や転勤などで売却しなければいけなくなった時、同じ規模の住宅より高い金額で売却できる制度です。ZEH住宅は長い期間性能が落ちにくい、資産価値が下がりにくい住宅を建てることも念頭に置いた制度です。ライフスタイルの変化にも有利な住宅といえるでしょう。

ZEH住宅のデメリット

建築コストが高い

断熱性、気密性を高性能にする必要性、高効率の給湯器、LED照明の設置、太陽光パネルの設置など、建築額は高くなってしまいます。しかし、補助金の利用により負担を少なくすることは可能です。

選ぶ工務店で差がでる可能性がある

ZEH住宅は、ほとんど計算上の数値で認定の住宅かを判断します。そのため、ZEH住宅を建てる建築技術が伴っていない場合は、建てた後に充分な性能を発揮できない可能性があるようです。ZEH住宅制度が出来る前から高断熱、高気密住宅の建築を行っていた、自然エネルギーを積極的に取り入れる住宅を建てていた工務店、設計事務所でしたらその心配は少ないでしょう。

使い方がわからない

ZEH住宅には、従来の住宅には無かった設備や装置がつきます。ZEH住宅を建てる際には、建築会社に連絡すれば対処方法などを教えてくれる体制なのかを確認しておく必要があるでしょう。

 

ZEH住宅は環境にやさしい住宅を主目的として設立した制度ですが、住む家族にとって長く快適に、健康に過ごすための住宅を建てるための制度といえるでしょう。補助金が出ている現在なら建築コストの負担も少なくできます。現在住宅建築を検討している場合は、ZEH住宅を検討してください。

おすすめ関連記事

サイト内検索
記事一覧