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鳥取で注文住宅を建てるときの予算と考え方のポイント

公開日:2021/09/15

間取りやデザインから自分の思いどおりのものを建てられる注文住宅は、打ち合わせを重ねる段階から楽しみがあります。つい資金をかけて設備を整えたくなるものです。しかし限られた予算の中、どれだけの満足のいく家を建てられるのか、難しく感じる人もいるでしょう。この記事では、注文住宅を建てるときの予算と考え方のポイントを解説します。

建築前と建築後にかかる費用

注文住宅を建てる時は、「建てるときの費用」と「建てたあとの費用」が必要となります。それぞれどのようなものがあるのでしょうか。

建てる時の費用

■本体工事費用
建物そのものにかかる費用のことです。一般的に、注文住宅の本体工事費用は総費用の70~80%を占めるといわれています。仮設工事・基礎工事・木工工事など家の土台となる構造づくり、外装、屋根工事、窓やドア、クロスやタイルの取り付けや貼り付け、電線や水道管の配線・配管、空調設備、キッチンなど住宅設備の設置工事などが含まれるようです。

■土地代
土地を購入して注文住宅を建てるときは、土地を購入する代金がかかります。土地代はエリアによって価格帯の差が大きく、一坪100万円以上かかる都市部もあれば、一坪10万円ほどで購入できる地方都市の土地もあるようです。ただし、同じエリアでも地盤の強さや公共機関の利便性などによっても土地代は変動するため、価格だけで決めるのではなく、条件も考慮したうえで決めましょう。

■付帯工事費用
付帯工事費用とは、庭や駐車場、門、塀などの外構工事、エアコンなどの家電の取り付け、照明やカーテン、家具などの取り付けなど、「建物本体以外にかかる費用」です。もともと家が建っていた土地に建て替える場合は、解体工事費用や地盤調査、地盤改良工事なども含まれます。住宅購入総費用の10%~20%を占めるのが一般的です。付帯工事費用の内訳はハウスメーカーによって異なるため、見積の際に確認しましょう。

■諸費用
建物本体や外構、その他建物周辺以外にかかる費用のことです。注文住宅の費用は、家を建てる工事費用だけではありません。たとえば、契約を結ぶ時にかかる手数料や印紙代、保証料、登記費用などが諸費用としてかかってきます。また、引っ越し代や家具家電の購入費用、地鎮祭、上棟式にかかる費用なども含まれるのです。近隣住民への挨拶に用いる手土産代、職人への差し入れなども失念してしまいがちですが、諸費用に含まれます。

現金で支払うものが多く、諸費用は総費用の5%~10%ほどを占めるようです。注文住宅のプランや家具のグレードによって金額の変動は大きくなるため、余裕をもって予算を確保するとよいでしょう。

建てた後にかかってくる費用

■保険料金
ローン契約と同時に、火災保険と団体信用生命保険の契約を結ぶのが一般的
です。団体信用生命保険とは、住宅ローンの契約者が亡くなったり、高度障害を負ったりするなど、万が一の際にローンの支払いがなくなる保険といえます。どちらも大切な保険なので、年間でどのくらいかかるのか、分割にするのか一括で支払うのかなど、先を見据えて考えなければなりません。

■住宅ローンの金利
ローンの支払いが始まると、金利のことも忘れてはいけません。長い目で見ると、金利だけでも相当な金額になるはずです。注文住宅を購入する際には、金利も念頭に置いて余裕のあるローンの支払い計画を立てるとよいでしょう。

■税金
固定資産税や都市計画税などの税金
は、その土地に住む以上払い続けなければいけない費用です。固定資産税などは基準価格が定期的に見直されているため、周辺環境の変化によっては金額が上がることもあります。

■住宅のメンテナンス費用
長年住み続けていると、住宅のメンテナンスが必要となるでしょう。一般的に壁の塗り替えなどは10年が目安といわれ、10年目にはキッチンやトイレ、バスルームなど、水回り設備にも劣化が目立ち始めるころです。家の規模にもよりますが、メンテナンス費用は10年で100~200万ほどかかるため、10年を目安に少しずつ貯金をしていきましょう

予算はどう決める?

注文住宅を建てると決めた時、最初に予算をどれぐらいにするか決めることから始める人も多いのではないでしょうか。貯蓄額を全額住宅の購入費に充ててしまうと、引っ越し費用や新生活を始めるための家具や家電の購入費、子どもの教育費など家族の将来に備える資金がなくなってしまいます。

住宅を購入後も家族が安心して暮らせるように「住宅資金」は、新居に引っ越す時の「入居費用」と、家族が安心して暮らせる「将来のための貯蓄」や、家族がケガや病気など万が一の時に備える「生活予備費」などを差し引いた額にするのが望ましいでしょう。

住宅資金が決まったら、次にローンで借入できそうな金額を試算してください。一般的に年間返済額が年収に占める割合は、25%以下に抑えるのが望ましいとされています。土地の購入や借入資金を計算した上で、最終的に注文住宅を建てるために必要な予算を割り出しましょう。

他の人はどれぐらいで予算を組んでいる?

国土交通省が2019年に行った住宅市場動向調査によると、注文住宅のみを購入した際の購入資金の全国平均は、3,235万円でした。また、土地と合わせて購入した場合は4,615万円となったようです。

また住宅金融支援機構が行った「フラット35利用調査」では、2018年度の注文住宅資金の全国平均は年収の6.5倍、土地付き注文住宅だと年収の7.2倍だと公表されています。ただしこれは全国のデータの平均なので、各家庭の事情や居住エリアによって、準備できる住宅資金は異なることでしょう。

注文住宅を建てるエリアや年収、家族構成などを考慮して、無理のない資金計画を立ててください。予算が限られているのであれば、建材や住宅設備を見直す、複数のハウスメーカーから見積を取るなど工夫が必要です。

 

注文住宅にかかる費用には、建物にかかる費用だけでなく、付随する諸費用もかかってきます。そのどれもが小さくはない金額なので、考慮し忘れると予算オーバーになってしまうかもしれません。また、長く住み続けると家族の形も変わり、思わぬ出費が出ることもあります。注文住宅を建てたら、家族とどのように暮らしていきたいか将来のことを想像しながら、無理のない資金計画を立てて、理想の住まいを実現してください。

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